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 どんなものにもにわかファンというやつは、誤字でもしたかのようにくっついて回るもので、「さいきんのオタク」の宿命とも言える。基本はライトノベルしか読まないような偏食悪食の癖をして、思いついたように妙なものを読み始めるわけだ。俺文学少年的なノリというやつ。で、半可通で鳴らす僕は、僕は三国志のにわかファンでもある。原作の翻訳版はおろか、吉川版を読んだことすらなくて、知っているものといえば辛うじて横山三国志、あとは蒼天航路に北方三国志と、露骨にオタ好みのラインナップになる。これ以上とっぱずれたモノなら幾らか心当たりがあるものの、エロゲー知っててそれを語るわけにも行くまい。

 そしてまたいわゆるニコ厨でもある僕は、一時期盛んに三国志タグを巡回していた。小芝居が好きだった。誘蛾灯に惹かれるようにこれを手にとったのは、ある意味必然だったのかも知れない。買って帰った後に、あの墨攻の原作者と気付いてホクホク顔になったのはいまひとつ恥ずかしい余談。

 さて。韜晦じみた(主観的にはまったくそうでないが)記述をえんえんと連ねてきたが、この本も全編そんな話だ。「後世の歴史家ですが、俺ばかだがら、わがんねぇ」が基本スタンス。だが当たり前のように、歴史小説の大長編なぞ書くわけで、作者は博覧強記の才槌頭な化物である。韜晦しながらもさらりと衒学的センスを爆発させ、しかもバカを装う上ではきわどい、くだらなかったり下劣だったりで真っ当な歴史小説にはまず差し込めないようなネタを山盛りに叩き込んでくる。

 くだくだ言葉を募って何を言いたいのかというと、いわゆる某「ニコニコ戦略歴史ゲー」的なオーラを感じるわけなのでありました。こんなもん(褒め言葉)を書いたにしろ、セメントな職業作家にとって侮辱的なセリフではあるとおもうのでこっそり言う。

 まあさておいて、侮蔑的な表現しかできないにしろ、波長が非常に合うところで、さて第二部や如何といったところ。ハードカバーでは出ているそうなので、文庫版発刊が望まれる。

 ……いや、新刊おいてる本屋もないし、ハードカバーを大量に買い込む余裕もないのですよ。マジで。
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