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『黄雷のガクトゥーン』公式

 そういうわけで、はずかしながら帰って参りました。
 twitterも便利なんですが、あれではいろいろと書き切れないものあるわけなんですね。

 さて。ライアーソフトの新作です。
 吹き飛ばした前のブログだと、あれこれ語ってた憶えがあるんですけども。
 こちらがわだと確かまともに触ってなかったかな。

 リンクバーに公式や、シリーズのポータルサイト(やはり公式)へのリンクを用意しました。
 そちらを見るのがいろいろと正確で早い気もしますが、やはり概説から入りたい。性分ですね。

 偽ネオンさんとしてあれこれ語ったりもしてますが。



 スチームパンクシリーズは、わかりやすく言いますと「ありえたかもしれない地球の物語」です。
 時は十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、私たちのものではない、どこかの地球。

 見かけ上そう変わらない(ように思える)歴史を歩んできた世界は、しかしある日、変容します。
 それは、地球という概念で世界の果てを失ったはずの世界に、ふたたびあらわれた世界の果て。
 未知の世界、あるいは異なる惑星。カダスへの門が姿を現したのです。

 ……はい、固有名詞に突っ込みたい気分は良くわかります。
 よくわからないなら、それはそれでよろしい。要するに、「なんか異世界に繋がった」でもOKです。
 異世界には、当然のように、この世界とは違う歴史、違う文化の体系が存在しました。

 そして、とうとう、真実の大変容がやってきます。
 異世界の技術と結びついて爆発的進化を遂げた蒸気機関と、バベッジの大階差機関。
 これらの発明により、ふたつの世界は驚異的産業革命を成し遂げてしまうのです。

 現実世界のロンドンは、産業革命の中、スモッグの中へ沈み込みました。
 スチームパンク世界は、それをはるかに大規模にし、世界中で行いました。
 どうなるのか。石炭の燃える釜を覗きこむより、あきらかなことでした。

 世界から、太陽と星と月は失われました。
 青空も、おそらくは永遠に、失われました。

 灰色の、煤煙で汚染され尽くした空。
 階差機関、蒸気機関のシステムのように、鋼の歯車やシャフトで駆動する世界。

 それでもなお、灰色の分厚い雲を通して、青空を見る人がいます。
 それは青空を夢見る人であり、灰色の向こうに、なお蒼を見通してしまう人でもあります。

 誰もが忘れてしまった誇りや、自由の為に生きる、さして強いわけでもない人々。
 スチームパンクシリーズは、かれらの物語です。




 次は、偽ネオンさんの語りを纏めて上げようか、ガクトゥーン体験版のプレイ感想でも上げようかな。
 考え中です。明日か明後日になると思います。
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